タイの高級ホテルチェーンのデュシット・インターナショナルが日本に進出することになりました。
デュシット・インターナショナル は創業70年の歴史を持つ、ラグジュアリーなホテルです。
高級ホテルブランド、ディシタニって?
『ディシタニ』は、タイのホテルブランドである『デュシット インターナショナル』の4つのブランドの中の1つです。
『ディシタニ』の他に、「デュシットD2」、「デュシットプリンセス」、「デュシット デバラナ」があり、個性豊かなホテル・リゾート群を展開しています。
『ディシタニ』 の語源です。
デュシ・タニ(Dusit Thani)とは、20世紀初頭に国王に即位したタイ王朝のラマ6世が考案した思想。タイ語でデュシット(Dusit)とは、タイの神話の中で7つある天界のうちの4番目の『天国』の名称。ラマ6世は、地上の楽園のような国づくりを思い描き、「天国」を意味するデュシットに、「街」を意味するタニ(Thani)と合わせてデュシ・タニ(天国の街)という理想郷を作り上げようとした。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本のディシタニはどこにできるの?
すでに世界で10か国以上に展開しているディシタニホテルですが、ついに日本への進出も決定しました。
日本初のディシタニホテルはどこに設立されるのでしょうか?
2019年現在、日本国内では、宇都宮と京都の二か所にディシタニホテルの開業が予定されています。
ディシタニホテル 宇都宮
栃木県宇都宮駅東口付近にディシタニホテルが招致されています。

宇都宮駅東口は2022年8月に向けて再開発をすすめています。
2000人を収容できるコンベンションセンターや高度専門医療病院、大型商業施設、分譲マンションの建設、次世代路面電車の整備、ディシタニホテル・カンデオホテルズの開業など、かなり大規模な再開発のようです。
宇都宮のディシタニホテルは国内外の富裕層をターゲットとし、宿泊客のためのスポーツジムやレストランなどを配置し、客室は280室ほどになりそうです。
小学校跡地にディシタニホテル 京都 住民は大反対
ディシタニホテルは京都にも進出を予定しています。

ところが、こちらの進出に関しては住民からの猛反発を受けているようです。
理由はディシタニホテルの建設予定の場所にあります。
ディシタニホテルの建設予定地は京都駅から約1キロの下京区の元植柳小学校跡地となっています。
ところが、これまで地元住民はこの小学校跡の校舎や体育館を何かあったときの避難場所として活用していたらしいのです。
この反対に対して行政機関は
「近くの児童公園の地下を掘り、新たに避難場所を建設する。ただ、水害時には浸水の恐れがあるためホテルを避難所として住民に開放する。」
という案を出したようですが、
「住民は地下なんて防空壕のようだ」「 宿泊客が多ければ避難に支障が出る」
と余計に市に対して不信感を募らせているようです。
一体、どうなるのでしょうか・・・?