JR九州が停電 なんと26本が運休
2019年5月30日に、北九州市の鹿児島線と日豊線の一部区間で停電し、特急列車などの運転見合わせがありました。
この停電の影響は1時間超にわたり、『特急ソニック』(博多~大分間)など上下26本の列車が運休しました。運休によってJR九州の利用客の約1万2千人に影響がでたそうです。
JR九州 停電の原因はあの生き物だった!!
JR九州は停電から3週間過ぎた6月22日に、停電の原因を解明し、発表しました。
なんと特急列車など26本を運休させせ、利用客1万2千人に影響を与え、JR九州に大きな損失を与えた犯人は
1匹のナメクジだったということです!
いったいどうやって、あの小さなナメクジが停電を起こしたのでしょうか?
JR九州の調査で、北九州市内の小倉~門司区間の線路わきにある電力設備の中から、ひからびた1匹のナメクジが見つかったそうです。おそらく、箱状の電力設備の中に侵入したナメクジが感電したため、機器がショートしたのが停電の原因ということです。
電気設備は箱状の作りだが、接合部に隙間ができてしまい、そこから侵入したのではということです。
あんなに大きな列車を26本も運休させたのが、たった1匹のナメクジだなんてちょっと信じられない気がしますが、調査の結果、他に原因が考えられないということなので、本当にナメクジの仕業なのでしょう。
JR九州 「停電について」広報担当者からのコメント
今回のナメクジが原因の停電について、広報担当者は
「ナメクジが原因の停電はここ数年で聞いたことがない。今後の設備点検の際に隙間などがみつかったら修繕を行っていく。」と話をしています。
JRなどで運転の見合わせや遅延があった場合、莫大な賠償金のが発生すると聞きますが、相手がナメクジではJR九州も賠償金の請求の仕様がありませんね。